【BanG Dream!】FIRE BIRDの曲および歌詞考察

ひえーです。

 

今回はFIRE BIRDについての曲考察です。
結構自信はありますがこうであってほしいという願望も混じってます。

 

 

《》…曲名
『』…イベント名
" " …歌詞

「」…セリフ

 

 

目次
1.《FIRE BIRD》について
2.《FIRE BIRD》に込められた意味
3. 歌詞考察
3.1 冒頭
3.2 "決断への運命-さだめ-に 慟哭した現実"
3.3 "だけどそれは愛故-あいゆえ-の 背負う未来-つばさ-だと"
3.4 "飛べよ鵬翼(ほうよく)のヴァイオレット"
3.5 "貴方を連れていきたいんだ"
3.6 "ゼロ距離で抱き締め合い 神話に記そう"
3.7 "そして新世界へ"
3.8 "重低音と残光の この聖なる領域で"
3.9 "不完全に鉄槌を 本能のままに"
3.10 "支え燃える 紅蓮の炎" 
3.11 "終焉の楽園" 

まとめ

余談1

余談2

 

1.《FIRE BIRD》について

この曲はアニメバンドリ2期の最終話にて挿入歌として書き下ろされた曲。
2019年3月にアニメにて披露、4月にアプリ配信、7月にRoseliaの9thシングルとして発売。
基本的にバンドリのオリジナル曲はアプリにて背景ストーリーとともに配信されるが、アニメでほぼサプライズのように披露されたため作曲に至った背景などは不明。

アニメでは演奏前に「Poppin'Partyを祝してこの曲を」というセリフがある。

 

2. 《FIRE BIRD》に込められた意味

この曲には以下の2つの意味が込められていると解釈。

(1)《LOUDER》を意識

Roseliaの曲名に生き物が使われているのは初めて(多分)であり、正直違和感があった。何か特別な意味があるのではと予想。

  1. 《LOUDER》のジャケットには鳥
  2. このイベントの湊友希那のカード名は「鳥籠の歌姫」
  3. 《LOUDER》サビ前の"火をつけたあなたの言葉"

これらから、《FIRE BIRD》は《LOUDER》を強く意識した曲だと解釈。

 

(2)Roseliaが目指す場所を見失わないための道標

アニメ2期のRoseliaの曲《BRAVE JEWEL》と《Safe and Sound》はどちらもこれまでのRoseliaの曲とは違い、明確に聞き手にとっての力になれるように書かれた曲。
そしてそれは《FIRE BIRD》も同じという結論に。自分自身へ向けた曲という根拠は後述。

 

 

3.歌詞考察

3.1 冒頭

"空"・・頂点

"羽根"・・多分覚悟や自信といったメンタル的な部分。最初はメンバーかと思ったが、後半に"その手を伸ばせば羽根に変わる"という歌詞があるのでメンバーではないはず(1章前半くらいまでの友希那ならありえた)。

"飛び立つ"・・歌う

 つまり怖がらずに仲間と歌えってこと。

 

3.2 "決断への運命-さだめ-に慟哭した現実"

3.3の決断故に起きた慟哭(2章であこと燐子が飛び出すシーン)した現実のことを示しているはず。3.3に続く。

 

3.3 "だけどそれは愛故-あいゆえ-の背負う未来-つばさ-だと"

愛と未来という言葉は、この曲以外では《Re:birth day》の後半や《ONENESS》のサビ前で使われているが、どれも指しているものはおそらく同じでRoseliaへの愛とRoseliaとして進む未来のこと。ただ、未来をつばさと読んでいる点が気になる。冒頭の"羽根"に表現を寄せているのならばこの"未来-つばさ-"=覚悟。

 

3.4 "飛べよ鵬翼(ほうよく)のヴァイオレット"

ヴァイオレットは友希那のイメージカラー(公式のRoseliaのブレード参照)。

冒頭で"飛び立つ"を歌うと解釈したのでここの"飛べよ"も歌えと解釈したい。

曲の最後に来る"歌え"も含め友希那が他人に命令形の歌詞をぶつけるのは違和感があるので、湊友希那が自分自身へ向けた歌詞だとすると綺麗。

 

3.5 "貴方を連れていきたいんだ"

これはおそらく"貴方"=友希那'sパパ。
"貴方を連れて行きたいんだ絶世の天へ"から父が辿り着くことができなかった舞台(FUTURE WORLD FES. 以下FWF)にRoseliaで辿り着くための覚悟の曲と考える。

 

3.6 "ゼロ距離で抱き締め合い 神話に記そう"

ホープフルセッション』でのまりなさんの「誰にも聴いてもらえなかった、覚えててもらえなかった曲は存在しなかった曲」というセリフに対して「《LOUDER》もそうなっていたのかも」と考えているところから、父の代わりに《LOUDER》を RoseliaとしてFWFで歌おうとしてる?

 

3.7 "そして新世界へ"

最後の歌詞にも出てくる"新世界"、これはFWFのその先、湊家の音楽がまだ辿り着いたことがない世界のことを指しているはず。『ノーブルローズ-晦冥の導き手-(2つ目の方)』にてFWFの先まで見据えている描写がある。

 

3.8 "重低音と残光の この聖なる領域で "

"重低音"=Roselia、"残光"=他バンド、"聖なる領域"=音楽をするステージとすると綺麗に解釈できる。

Afterglowとの対バンライブイベの名前が『褪せぬ誇りに差す残光』であり、ライバルもしくは他バンドを残光と表現していると思われる。

"聖なる領域"はRoseliaという居場所のこと。これに関しては『Neo-Aspect』の後日譚とも言えるイベント『夏にゆらめく水の国』の楽曲《Sanctuary》にて、友希那がRoseliaのことを"Sanctuary"つまり聖域であると表現しているためほぼ間違いない。


 

3.9 "不完全に鉄槌を 本能のままに"

《LOUDER》のイベント名が『思い繋ぐ、未完成な歌』なので"不完全"=《LOUDER》?

"不完全"は『思い繋ぐ、未完成な歌』を示していると思っていたが、いまいちしっくり来ないのと、"本能のままに"の意味が分からなくなるので却下。

"不完全"=売れるための曲とすると、父が売れるための曲を強要されて音楽辞めたために友希那が鉄槌を下そうとするのは自然に思えるし"本能のままに"=自分たちのやりたい音楽をやるという意思表示だとすると綺麗。

 

3.10 "支え燃える 紅蓮の炎"

"紅蓮の炎"=友希那以外のメンバー。《LOUDER》を歌ったときの友希那を鳥とするならば、炎(他のメンバー)をまとった友希那は火の鳥になりえる。

 

3.11 "終焉の楽園"

おそらくFWFのこと。とても大きいフェスなので"楽園"という表現は大体合ってる。しかし、大勢から"楽園"に見えてもそうは見えない人もいるわけで…、友希那'sパパのバンド人生を終わらせた場所という意味では"終焉の楽園"という表現はかなり的確。

 

結論

以上から、《FIRE BIRD》は単なる挿入歌ではなく、2期のPoppin'Partyを見てきた湊友希那がこれからの自分へ向けて作った曲。

さらに言うなら、『ノーブルローズ』シリーズのテーマ曲。

《Re;birth day》《LOUDER》《Determination Symphony》《Neo-Aspect》のように作曲に至った気持ちを音に乗せた、出発地点を決めるような曲ではなく、2度と同じ過ちを繰り返さないため、自分たちの終着地点がどこなのかを決めるような曲。

 

ちなみに『ノーブルローズ-晦冥の導き手-(2つ目の方)』の2つ前のイベント『サマー・スローサマー』はRoseliaメンバー不在の混合イベントだったが、《FIRE BIRD》がFWFを目指すための曲であるという妄想の余地が生まれる会話がある。

巴「あこをこの旅行に誘ったんですけど、練習したいから行かないって。」

薫「彼女達は高みを目指して、今この瞬間も命を燃やしているのか…儚いね…。」

沙綾「FUTURE WORLD FES.に向けて、頑張ってるんだね」

 

いつもの薫節な気もするがこれは潰えぬ夢へ燃え上がっていることを示してそう(深読み)。

 

おしまい

 

余談1

サビ前のドラムが友希那の1章と2章の心情を表してる説

1番・・Roseliaのボーカルとしての歩みを止めようとした(ドラムが先に止まる)

2番・・やる気が空回りしてた(ドラムが16分→24分にペースアップする)

そんなことはないだろうけどもしそうだったらオシャレだなって思ってしまった。

 

余談2
ソロパートがそれぞれ歌っているキャラのRoselia加入時とリンクしている説

 

友希那:"最初は上を見ることも"
曲全体が友希那の気持ちを表しているので多分これはノーカウント

 

紗夜:"空を望むことも怖かった"
空=日菜? 日が太陽であることを考えるとなくはなさそう

 

リサ:"カゴの中からの銀河は高く"
銀河=友希那? Roselia結成前まで友希那との距離は離れる一方だった

 

あこ:"その星の輝きに憧れては"
星=友希那? この部分はしっくりくる

 

燐子:"ただ眩しくて、ただ悔しくて"
眩しくての部分はしっくるけど悔しいはよくわからない

 

本当におしまい